監督「どんな選手になりたい?」
選手「某プロ野球選手○○選手です!」
監督「自分がなりたい選手となれる選手は違う!」
監督「自分の特徴(武器)を活かしてどういう選手になれるかを考えるんだ!」
テキスト : 中山 大→プロフィール
当時、2011年新潟アルビレックスBC橋上秀樹監督(現新潟アルビレックスBC総合コーチ)の千葉キャンプでのワンシーンのメモより、途中の内容は多少割愛してありますが選手にこのようなニアンスで伝えていました。
自分の武器を理解すること
- 「足が速い」→盗塁が上手い選手になれる
- 「打球を飛ばせる」→ホームラン打者になれる
- 「捕るのが上手い」→守備がうまい選手になれる
- 「肩がつよい」→投手、捕手、外野、ショートの可能性がある選手になれる
- 「声が大きい」→チームリーダー、チームの士気をあげる選手になれる
武器が重なってくる選手もいます「足が速く、長打力があり、バットコントロールがある」など、自身の武器を理解してそこに特化した練習をすることでより武器が磨かれていきます。(前回でのブログでの考えてという部分で一緒です)
意外と自分のことを自分で理解するのは難しいと思います、まずは身近な人から自分がどうなのか聞いたほうがいいと思います。第3者からのアドバイスの方が新しい発見があることの方が多い。
私が選手当時の武器は「コントロールが良い」。ゾーンに投げるコントロールだけでしたので、野茂英雄さんでなく長谷川滋利さんを目指しました。
- そこからコースに投げ分ける
- 打者のインコースのボール球を使う
- 変化球を出し入れする
- 1ボールからカウントを整えられるようにカウント球を増やす
- 打者が打ちづらい球を投げる(タイミングをずらす)
など考えて練習するようになりました。
まずは自分がどんな選手になれる可能性があるのかを知り、そこに特化した練習をしていくことが自分自身の成長になります。
先に近道も遠回りもどちらも間違いではないことを述べさせてもらいます。結果はすぐに出る人もいますし、野球が終わって社会人になってから出る人もいますので。
一つ言い足しておきたいのですが、冒頭での考え方は成長できずに悩んでいる選手に対してNPB(日本野球機構/プロ野球)に入る可能性を高めるための考え方の1つと思っていただきたいと考えます。
自分自身の可能性を狭めてはほしくないです。少なくとも野球の醍醐味、楽しさを忘れてほしくないです。子ども達には打者ならホームランを打つ練習、投手なら剛速球を投げる練習は続けてほしいです! 無限大の可能性を秘めている子ども達には!
次回「戦わずして勝つ!」