【真下華穂】〈3月〉新潟医療福祉大学・春季練習にて ~大学硬式~

NGT48 真下華穂

 

今回は、新潟医療福祉大学硬式野球部さんの練習を見学させていただきました!

 

全国で26の大学野球連盟があり、新潟医療福祉大学硬式野球部さんは、埼玉県以北の北関東及び甲信越に所在する大学の硬式野球部で構成された「関甲新学生野球連盟」の1部リーグに所属されています。2013年の創部からわずか4年で1部リーグ2位という成績も残しています。そして今年は、明治神宮球場と東京ドームにて行われる第70回全日本大学野球選手権大会の初出場を目指されています。全国各地から集まるチームの中で、180名を越える選手全員で日本一を目標に日々練習に取り組まれています。今回、佐藤和也総監督(以下、佐藤総監督)鵜瀬亮一監督(以下、鵜瀬監督)桐敷拓馬選手(以下、桐敷選手)にお話を伺わせていただきました。

 

 

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※写真撮影の際だけマスクを外しています。

 

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写真 : 佐藤和也総監督にインタビュー

 

新潟明訓高校の監督を29年務め、夏の甲子園7回、春の甲子園1回出場という、輝かしい成績を残し大学野球の監督に就任された佐藤総監督。大学生への指導は、自主性を大切にし、自分で取り組ませ、あえて失敗も経験させるようにしているそうです。私の中でスポーツの練習というのは、「あれしなさい」「これしなさい」と半強制的に練習を行うイメージがありました。しかし、そうではなく、選手自ら自分に足りないものは何か考えて挑戦し、時には失敗することで、必要な技術を身に付けることができ、人間としての成長が得られるのだと仰っていました。

 

 

写真 : 新潟医療福祉大学硬式野球部さんの練習風景
写真 : 新潟医療福祉大学硬式野球部さんの練習風景

 

創部当時、選手に「今日練習メニューを考えてきた?」と聞くと、選手は「考えてきていません」と答えたそうです。佐藤総監督は「じゃあ今日は練習を無しにしよう」と帰宅させていたそうです。次の日もまた次の日も同じようにやりとりを続け、その年の春の順位は、3部リーグで7校中5位。そこで選手たちは、今のままではダメだ。と改めて気がついたそうです。そこから、選手たちは「勝ちたい!もっと練習をしたい!」と、自分たちで様々なことを考え、取り組み、何が足りないのか、どのような練習が必要なのかを探求するようになったそうです。そして、自ら考えて取り組む練習は選手たちにとっても充実した時間となり、楽しく練習をしていくようになったそうです。実際に練習を拝見して、選手の皆さんが積極的にお互いに声を掛け合い、楽しそうに練習をされていた姿がとても印象に残っています。

 

 

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写真 : 鵜瀬亮一監督

 

今年で監督就任2年目となる鵜瀬監督。鵜瀬監督もまた、選手の自主性を大切にされていると仰っていました。高校で成長しても、大学では更に自分で成長しなければならない。そのためには自分の弱い部分を見つけ、できることをしっかりとやる必要があると仰っていました。鵜瀬監督は、2代目の監督ということでプレッシャーや苦労もたくさんあるそうですが、「名将の後、大変だけどバトンを継げて幸せだ。」と総監督の教えを次の世代に自分を通してつなげられることを喜ばれ、監督業を楽しまれているようでした。

 

 

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写真 : 桐敷 拓馬 選手

 

今年4年生となり、NPB(プロ野球)も注目している桐敷選手。大学1年生の秋にはリーグ戦の登板機会があり、全国から集まる選手の凄み、マウンドでの緊張や恐怖も味わったそうです。そして、2年生の秋では平成国際大学戦で延長10回を投げて18奪三振を記録し完封勝利を収められました。佐藤総監督、鵜瀬監督の自主性を大切にされているというお話について伺ったところ、「自分で考えて楽しみながら真剣に練習し、そこで結果を残すことができれば達成感がある。」とお2人の教えがしっかりと選手に継承されていることを感じることができました。

 

 

写真 : 新潟医療福祉大学硬式野球部さんの練習風景
写真 : 新潟医療福祉大学硬式野球部さんの練習風景

 

今年のチーム目標は「1部リーグ優勝。そして全国大会出場!」

個人の目標としては「リーグ戦でのタイトル獲得、チームを勝たせるピッチング。そして、秋のドラフトで指名されるように春のリーグ戦を頑張りたい!今まで先輩を勝たせたいと思っていたが、今度は自分が先頭に立ってチームで勝ちたいです。」と力強くお話してくださいました。是非とも目標を達成し、更なる目標へ進んでいってほしいです!

 

 

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今回、たくさんお話を伺わせていただき、どれも自分のためにもなるお話ばかりだったと痛感しました。自分の考え方を見つめ直すきっかけをいただき、同年代の選手の皆さんが一生懸命練習をされている姿を見て、自分ももっと頑張らなければ!と強く思わせていただきました。

 

佐藤総監督、鵜瀬監督、桐敷選手をはじめとする新潟医療福祉大学硬式野球部のみなさん、お忙しい中取材に応じてくださりありがとうございました!