今回は、新潟県の野球を支えながらご自身でも還暦を迎えた方で集まって野球をする「濁川クラブ(監督も務められています!)」と「新潟ライオンズ」に所属して現役で野球をプレーされている新潟市野球連盟の理事長 久保田吉汎さんに取材をさせていただきました!
テキスト : NGT48 真下華穂 →プロフィール
いつもとは違う、一問一答形式で今回はブログを書かせていただこうと思います。
小学生のころから野球をはじめ、そこからずっと野球をプレーしながら野球を支える。そんな久保田さんの野球愛と人物像に迫ってみました。
── 還暦野球のチームでは60歳以上の方で野球をされていますが、若い時との違いはどのようなところに感じられますか?
久保田 : 野球では“走攻守”と言われていますが、1番衰えていかないのが“攻”です。バッティングが1番衰えない。むしろ感覚が良くなります(笑)
歳をとるから足は衰えて走力と守備力は落ちてしまう。でもバッティングだけは変わらない。やったらやっただけ上達します。
── 1年間通して、チームではどのように活動されているのですか?
久保田 : ー 濁川クラブは11月から3月の間、毎週日曜日に練習しています。来れる人たちで週1で練習をしています。4月~10月は大会、練習試合などで20試合程度
還暦のチーム(新潟ライオンズ)は、練習は年間を通して週2回、12月と1月が休みだけど、自分達でグラウンドを確保して、自主練習をしたりしています。私は全部参加できているわけではないですが、濁川クラブ、新潟ライオンズ併せて年間100日位は試合、練習に参加しています!
── 実際、どのような練習をされるのですか?
久保田: ー30分くらいきっちりアップをして、キャッチボール、トスバッティング、ノック、フリーバッティングをして、ダウンもきちんとします。
そうしないと体が持たないので…みんな本当に凄い体をしています。
今年の夏には、早朝にグラウンドが取れなかったことがあったので、炎天下で練習をすることもありました。
── これだけずっと野球に関わられていて、野球をされてきて、野球はもういいかなって思ったり…
久保田 : ありません!(即答)ないです。それは絶対ない。
野球命です。他に予定があっても野球と重なったら野球を優先します。なぜか?わからない。
高校の時も野球をしていて、ベンチには入ることができたけどレギュラーにはなることはできませんでした。それでもやめようと思ったことはないです。
周りはどんどんやめていく仲間もいました。逆に「なんでやめるんだろう?こんなに面白いのに」と思っていました。変わっていますかねぇ。(笑)
── これからもずっと野球に関わっていくと思いますが、どのようにこれから関わっていきたいと考えていらっしゃいますか?
久保田 : やっぱり、野球人口がどんどん減少しています、子どもたちが野球のできる環境がどんどん減ってしまっているのが要因と言われています、その環境作りが自分たちの役割だと思っています。子どもたちの野球にも顔を出して、支えていきたいですね。
スポーツの多様化で、いろんなスポーツがあります。その中でどのようにして野球の魅力を伝えるかを考えながら野球を続けていきたいです。
── ここまで野球がお好きなのが本当に伝わってきますが、そこまで久保田さんが惹かれる野球の魅力をひとつだけあげるとしたら、どんなところだと思いますか?
久保田 : ひとつだけ。。。(しばらく考える)
友達がいっぱいいるところです。仲間がいる。野球は1人が弱くてもみんなでカバーすれば勝てますが、1人がうまくても勝てない。そんなところですかね。あとは仲間と野球話に花を咲かせながら時間を過ごせるところですね!
終始、マスク越しからでも伝わる久保田さんの笑顔と野球愛に、お話をさせていただくだけで私も元気をいただくような温かい方でした。
何をするにもまず、「野球が好き」。このことが久保田さんの原動力になっているのだと感じました。
これからもずっと、大好きな野球を続けていってほしいです✨
〈協力〉新潟市野球連盟