野球界でいただいた役割、自分らしく

 

 

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頓所理加ブログ
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2020年より、全日本軟式野球連盟で理事をさせて頂くこととなりました。1期2年なので、2021年度も継続となります。理事として選出していただけたきっかけとなったのは、新潟県内での女子野球普及活動と、新潟県・市連盟での理事としての活動があっての事でした。

 

70年以上の歴史のある全日本軟式野球連盟の中で、女性の理事は初とのこと。最初にお話を頂いた時は、正直本当に驚きました。

 

今まで、軟式野球界を支えてこられた女性は、私以外にも沢山います。本当に、悩みました。でも今は、与えられた役割に感謝をしながら、野球界と関わることを決めました。

 

一年間、理事として関わらせてもらう中で、さまざまな事を感じました。

まだ野球界の組織を学びながらではありますが、自分が「求められている事」についても考え、意見や考えも伝えさせていただき、少しずつ新しい経験をさせてもらっています。

 

丁度、今年に入りスポーツ界での「女性参画」について…さまざまな議論がされています。

 

「なんとなく」世の中が気づいていることではありつつも、実際に組織を変える事は難しく、今までの時代背景も含めて、長い時間を要すると考えられてきたと思います。

 

野球界はというと、もちろん今はまだ男性が中心の組織です。女性参画というところは、今後の課題になってくると思います。

 

しかし実際は、男女の垣根ではなく「多様性」が求められていて、未来を担う子供たちの時代には新しい形になっていてほしい。

 

野球界・スポーツ界、日本の姿も少しずつ変化をしていく中で、さまざまな人が力を合わせ、野球界の明るい未来にむけて、一歩ずつ進んでいけたら。

 

そして、いただいた大役を「重荷」ととらえるのではなく、現場の声を届けたり、私らしく役割を果たしていきたいです。

 

最終的には、野球を頑張る女の子達が大人になるころに「女性でも野球界で関われる場所」が、少しでも増えていることが目標です。大好きな野球に、いくつになっても関われることは、本当に幸せな事です。。。