先月のブログで、「野球を支える方のお仕事を深く知り、可能であれば体験をしてみたい!」と意気込みを書かせていただきました。
そこで今回は新潟市中央区にある「鳥屋野野球場」におじゃまさせていただけることになり、グラウンド整備や管理をされている、(公財)新潟市開発公社の水島裕さんにお話を聞かせていただき、グラウンド整備体験をしてきました!
最初は、金属製の網がついた専用のバギーを運転してグラウンドを整備しました!そうすることによって、手作業で整備するよりも速く、地面を平らにすることができます!
体験させていただいた日はとても天気が良く、運転中の見晴らしが気持ちよかったです。
「ラインが引きにくい時は、グラウンドの状態があまり良くないと言われています。“鳥屋野野球場はいつもラインが引きやすい!”と言ってもらえるように、僅かな地面の段差も整備するように心がけています」と水島さん。整備をされる方の想いが込められていると感じました。
地面の整備体験のあとは、ライン引きも体験させていただきました!ファールラインやバッターボックス。どれも試合に大きく関わるラインです。「石灰の入っているボックスを押さえながら、ホームベースの方に体を向けて引くといいよ」とアドバイスをいただきながらラインを引きました。真っ直ぐラインを引くということがこんなにも難しく、人に見られながらラインを引くことに緊張しました。
「高校野球の試合など、お客さんがたくさん入っている試合でラインを引くときは、視線を感じて緊張してしまう」と水島さんがおっしゃっていましたが、本当にその通りだと思いました。
昨年、いろんな方に取材をさせていただいた中で印象に残っているお話は、「野球人口が減ってしまっている」ということでした。グラウンドの施設管理をしている方にはどう届いているのか、聞いてみました!
「グラウンドを管理していると、野球人口は本当に減っているのかな?と思うぐらい、大会の数は多いです。でも、大会ばかりではなく”野球普及“もしていきたいです。年中さんから小学校2年生を対象にした、親子で参加できる野球教室を開催しているのですが、たくさんの参加をいただいています」とおっしゃっていました。
小さい子が野球に興味を持ち、親子で参加するというのはとても素敵です。野球人口の発展にも繋がっていくと感じました。
今回、実際に体験させていただいた中で、グラウンドの整備の時やラインを引く時に「ファールラインの外側に立つ」という部分に「グラウンドは選手が立つ神聖な場所」という野球を支える方のこだわりを感じました。また、言葉の端々からも「選手たちに気持ちよく思い切ってプレーしてほしい!」という熱い想いも感じる事が出来ました。
2022年、初めての現場体験取材は、とても学びの多いものになりました。
球場に行った際には、グラウンドの整備をしている方の姿にもぜひ注目してみてください!
〈協力〉鳥屋野運動公園野球場HP