【真下華穂】〈6月〉読売ジャイアンツの駒田徳広、三軍監督にインタビュー

 5月2日〜5日の4日間、HARD OFF ECO スタジアム新潟とみどりと森の運動公園にて第65回JABA選抜新潟大会が行われました。

 

 

テキスト : NGT48 真下華穂 →プロフィール

 

 私が試合を観戦したのは、5月3日のヤマハ発動機野球部 vs 読売ジャイアンツ(三軍)の試合。10−0で読売ジャイアンツ(三軍)が勝ちました。

 

 試合後、読売ジャイアンツの駒田徳広三軍監督に、インタビューをさせていただきました!

 

「育成選手中心のチームではあるがプロの球団。試合に勝つだけではなくて、しっかりとしたプレーをお見せできるように内容も細かく考えていかなければいけない」と、駒田監督は勝利の先を見据えていました。

 

 

  駒田監督は<三軍>という環境について「ジャイアンツの野球をしっかり選手たちに叩き込むことによって、育成選手を見ればジャイアンツそのものが見える。そして“ジャイアンツはこうであるべきなんだ”ということを示すには、彼らの存在は非常に影響があるんです。」と熱く語ってくださりました。

 

 三軍、二軍、一軍と、たくさん這い上がらなければならないという現実の部分だけではなく違う魅力もありますと駒田監督。「1番見て欲しいのは、18歳19歳の選手がまだ未熟ながらにどのように練習しているか、どのように熱く取り組んでいるか。一軍では感じられないことを感じてほしい。教育の一歩目を叩き込むには重要な場所だと思っています。」と、三軍選手の新しい見方を教えていただきました。

 

 

 駒田監督の選手たちへの指導方針は、野球に今以上に興味を持ってもらうこと。野球選手だから当然のことではあるけれど、ジャイアンツで上に行って勝つためにはどうしたらいいかを“自分で感じ取れる”ように指導をされているそうです。自分の未来を自分で切り拓くために、人から言われてやるのではなく、自分で気づける選手になれるようにヒントをあげているそうです。

 

 例えば、「君は速い球を打ち返せるようになれば上に行っても通用するんじゃないかな、どうしたら速い球を打ち返せるかを課題にして練習したらどうかな?」と、指導というよりも、監督として選手に対してプレゼンをしている感覚だと言います。

 

 

 選手がそれをすぐに採用してくれる時もあれば、1ヶ月後に採用してくれることも。「でもそれでいいんです。選手たちが自ら考え、選択することに意味がある。」

 

 監督に言われてから自分で考えて、そこからコーチと相談して練習。これが今の三軍のスタイルだと言います。

 

「あんまりガンガン言わないですね、”フワッと伝える“。言葉だけ落としていけば、いつか拾ってくれる。」 怒られて直すよりも、「自分ってこういうところがダメだよなぁ」「こうなったほうがいいよな」と自分で気づけたほうが、更に野球が楽しくなる。もちろんその先成長もする。とても素敵な指導方法だなと思いました。

 

 

 幼い頃からジャイアンツをずっと応援していた私にとって、今回の取材は夢のような時間でした。そして「読売ジャイアンツ」の魅力に、更に触れることが出来ました。

 

駒田監督がおっしゃることは、チームについて、選手たちについて愛のこもったお言葉ばかりでした。

 

 ジャイアンツの未来を担う若手選手のみなさんが、これから羽ばたいていく姿を見るのが楽しみです!私もさらに頑張ろうというパワーももらえた気がします。

 

 

 

■駒田監督プロフィール

 

駒田 徳広(Norihiro Komada)三軍監督 背番号 70。奈良県出身、1962年9月14日生まれ。

経歴/桜井商高-巨人(1981〜1993年)、横浜(1994〜2000年)、楽天(2005年)、横浜(2009年)、高知ファイティングドッグス(2016〜2019年)、巨人(2022年〜)。

背番号/50(1981〜1987年)、10(1988〜1993年)、 70(2022年〜)

┃読売巨人軍公式サイトより