捕手のリードの仕方

投手である私がなぜ捕手のリードを考えるか。

投手コーチをさせてもらって野球を一番考えられるようになった要因が捕手目線でした。

 

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中山大ブログ
写真 : イメージ

 

「グランド上の監督」

 

「グランドレベルで全体が唯一見られるポジション」

 

違う方向を向いているだけに発見は多い。またバッテリーは投手と捕手の「共同作業」になるので捕手の気持ちを理解することが投手の成果を出すことに不可欠です。

 

主にリーグ戦の戦い方です。(トーナメントでも使える部分はたくさんあります)

相手のチーム力を比較した上で戦略を考え、自チームの投手陣は「7回3失点」をノルマでゲームをつくることを考えました。

 

【メリット】

1. 失点できる

 

失点してもいいという捕手の気持ち的な余裕が生まれ冷静に判断ができるようになる(気持ち的な余裕が周りを見ることができ投手の情報を把握できる)

 

2. 選択肢が増える

 

失点してもいいことから取られてもいいという選択肢が一つ増えることで、可能性が最大限に増えます。例えば「満塁での四球という選択肢」

 

3. イニングの組み立てを考える

 

初回に3失点でも7回に3失点でも「1イニング1失点であれば3回失点」できるなど「投手の状態」「相手との状態、環境」を考えて組み立てられる

 

最終的に捕手が投手のことをたくさん考えてくれる環境が生まれることこそが、投手力向上の1つの方法だと考えます。

 

 

次回「データ分析と使い方」