昨年はコロナ禍の影響で高校野球春の選抜大会中止やNPB・独立リーグの開幕が遅れるなど野球界にとっても大変な1年でした。
たくさんのスポーツの現場でお仕事を頂く私にとっても苦しい1年でした。
そんな中、昨年1番印象に残っているのは夏に行われた令和2年度新潟県高等学校夏季野球大会が開催されたことです。
試合の模様を1回戦から決勝戦まで新潟県内のケーブルテレビ局が合同で放送。その実況を担当させて頂きました。準決勝では新潟野球チャンネルの相方、中山大さんが解説を務め、中村・中山のコンビでエコスタから生放送を担当。これ以上、幸せなことはない瞬間でした。
春の選抜大会、また県春季大会も中止になる中、夏の全国大会も中止に。そんな中、県独自大会を開催することはかなりの英断であったと思います。しかし、この大会が開催されたことで、この大会に携わった全ての人が高校野球の素晴らしさ、野球の楽しさを改めて感じたことだと思います。
試合展開が早い高校野球の中でも選手は常に全力のプレーをする。1球1球のプレーを大切にする。ただ単に勝ち負けにこだわらない。その姿を目の当たりにすると、試合を通じて野球好きの自分をどうグラウンドで表現出来るかチャレンジしている姿に見えてきました。その姿が人の心を突き動かし感動を生む。特にこの大会は野球の原点を観たような気がします。
今年は昨年より数多くの野球好きのプレーを目の当たりに出来るよう切に願います。
出来れば今年もそのプレーを皆さんに伝えられる役割を果たせたら最高に幸せです。