10年ぶりに、全日本軟式野球連盟および野球ボール工業会が軟式野球ボールの規格変更を平成28年12月1日に発表しましたが、「M号球」発売が開始されましたので、現在の状況を説明いたします。
[コンセプト]
軟式野球ボールの安全性を軸に、時代の変貌に柔軟に対応し、軟式野球競技者・愛好者が各ステージにおいて軟式・硬式の相互移行を図りやすくし野球文化の維持・拡大に寄与するコンセプトのもと、軟式野球ボールが生まれ変わります。
[使用球ポイント]
今回の変更の最大のポイントは、これまで「B号球」を使用していた中学生が、一般(社会人)と同様の「M号球」を使用することです。
さらに、小学生が現行使用している「C号球」は「J号球」となります。
M号(メジャー)は平成29年11月に販売を開始しています。
J号(ジュニア)は平成30年10月頃の発売を予定しています。
対象 | 現行 | 変更後 | 発売日 |
一般(社会人) | A号 | M号 | 平成29年11月 |
大学生、高校生 | A号 | ||
少年(中学生) | B号 | ||
学童(小学生) | C号 | J号 |
平成30年10月 予定 |
[野球ボール変更ポイント]
現行ボールは、バウンドが高く弾みすぎるとの声が多かったこと、特に中学生が硬式野球へ移行する際の対応をより柔軟にすることを目的に、「バウンドを抑え、飛距離を伸ばす」こと、またアジア地域を中心に世界中へ軟式野球ボールの普及を図ることを目的に開発されました。
※ボールの特性について、詳しくは各メーカーにお問い合わせください。
[新潟県内の動き]
◎学童(小学生)
ボールの販売が来年の10月頃なので、再来年の春から(平成31年度)J号使用予定
◎一般(社会人)→ 来年の春から(平成30年度)M号使用予定
少年(中学生)→ まだ連盟で話し合いの最中のようです。
[ボールインプレッション]
ヒロインズ監督 和泉睦さん
(女子早起き野球チーム)
来年の大会に向けて、早速M号球で練習しています。ワンバウンドの送球がいままでの感覚で投げると届かない、球が重いという感覚があります。
打つ時よりも投げる捕るの時に新旧のボールの違いを感じます。打球のはずみかたも、以前よりはずまなくなっているので、まずはそこに慣れるようにしっかりと練習をしていきたいです。チーム内では、ディンプルがハートで可愛いと評判です!